「雑穀米」の特徴 -おいしいお米通販人気ランキング
雑穀米とは?
そもそも雑穀とは主要穀物である米、小麦、トウモロコシ以外の穀類の総称となります。例をあげればアワ、キビ、ヒエ、ハトムギ、ソバなどになります。
現代では若い女性を中心に人気のある健康食ではありますが、国内での収穫高はそれほど高くなくその多くが輸入品で占められています。
五穀豊穣という有名な穀物などの農作物の豊作を指す言葉がありますが、「米、麦、アワ、キビ、ヒエ※諸説あり」を指しており、最近ブームの健康食というよりはそれらは古くから日本列島で食されていたものである事も分かります。
雑穀米は健康食なのか?
雑穀は白米食によって以下の図の様に現代人が欠いているビタミン類、ミネラル類が多く、また抗酸化作用のあるポリフェノールも多く含まれています。
mg | 白米 | アワ | キビ | ヒエ | オオムギ |
カリウム | 88 | 280 | 170 | 240 | 170 |
カルシウム | 5 | 14 | 9 | 7 | 17 |
マグネシウム | 23 | 110 | 84 | 95 | 25 |
鉄 | 0.8 | 4.8 | 2.1 | 1.6 | 1.0 |
亜鉛 | 1.4 | 2.7 | 2.7 | 2.7 | 1.2 |
銅 | 0.22 | 0.45 | 0.38 | 0.3 | 0.4 |
ビタミンB1 | 0.08 | 0.2 | 0.15 | 0.05 | 0.06 |
ビタミンB2 | 0.02 | 0.07 | 0.05 | 0.03 | 0.04 |
ナイアシン | 1.2 | 1.7 | 2.0 | 2.0 | 1.6 |
ビタミンB6 | 0.12 | 0.18 | 0.2 | 0.17 | 0.14 |
食物繊維 (※g) | 0.5 | 3.4 | 1.7 | 4.3 | 9.6 |
また最近では雑穀のタンパク質の中に血中HDLコレステロール(善玉コレステロール)の濃度を上げる成分がある事が動物実験で報告されて注目されています。
雑穀はアレルギーが起こり難い?
米は小麦などと違い比較的アレルギー症状が起こり難い穀物ですが、それでも米を食べてアレルギー症状を起こす人もいます。米に含まれているタンパク質が人によってはアレルゲンとなるからですが、雑穀に含まれているタンパク質は米と異なる為に米アレルギーの代替食として向いています。
もちろん雑穀でアレルギーを起こる可能性が今後ないとは言い切れないので今後も雑穀が新たなアレルゲンと認定されないよう願うばかりです。
雑穀は美味しくない?
上記で述べてきたように雑穀は現代人に不足しがちなビタミン、ミネラル類、食物繊維を豊富に含んだ健康食品ですが、これまで白米を食べなれている人には雑穀を混ぜて食べるとボソボソと固く感じ食べにくく感じるかもしれません。
また白米より組織が強いので一日水に漬けて十分に水を吸わせてから白米と一緒に炊くなどの工夫が必要になります。
しかし最近では十数種類の雑穀をブレンドし食感を改善して食べやすくしたパッケージ商品なども発売されていますので、そういった商品を利用して毎日無理なく雑穀を食べる事もできるようになって来ています。
白米はとてもおいしいですが、ちょっとした工夫で不足しがちな栄養を取れる雑穀米は非常に魅力的です。一度に白米を雑穀に変更するのは抵抗が大きいですが少し混ぜるなどの工夫でお茶碗一杯の栄養価をあげてみてはいかがでしょうか。
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