お米と玄米の栄養 -おいしいお米通販人気ランキング
お米の栄養
お米は、大変栄養価に富んだ食品で、お茶碗一杯分のお米は、約250kcalのエネルギーです。またお米は、炭水化物が主な栄養成分であり、優先的にエネルギーとして使われるので、パンや麺類等と比べると、量のわりには太りにくい食べ物と言われます。
お米に含まれる主な栄養成分は、炭水化物の他に、タンパク質、カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、ビタミンB1ビタミンB2、食物繊維があり、他に類を見ないほど、バランスの取れた食べ物です。
お茶碗1杯(150g)のお米に含まれる栄養分を示した図
栄養成分 | 含有量 | 主な働き | 他の食品で摂取する場合 |
エネルギー | 222kcal | 体の組織を動かす | ハンバーガー 1個270kcal |
糖質 | 47.6g | 体のエネルギー源 | ひじき 100g |
たんぱく質 | 3.9g | 血や肉など体の 基本を作る |
牛乳 130cc |
脂質 | 0.75g | 体のエネルギー源 | 食パン 1/3枚 |
ビタミンB1 | 0.05mg | 体の調子を整える | キャベツ 100g |
ビタミンB2 | 0.02mg | 美肌を作る | 大根 100g |
ビタミンE | 0.3mg | 細胞や血管の若さ を保つ |
ごま 小さじ8杯 |
カルシウム | 3mg | 骨や歯を丈夫にする | トマト 1/3個 |
鉄分 | 0.15mg | 貧血防止 | とうもろこし 1/3個 |
マグネシウム | 6mg | 肩こりなどを防ぐ | アスパラ 5本 |
亜鉛 | 810μg | 皮膚の再生を補助 | ほうれん草 1/3束 |
食物繊 | >0.6g | 便秘などを防ぐ | セロリ 50g |
食物繊維が含まれている事は、ダイエットや便秘を気にしている方にもうれしい食品と言えますし、インスリン(体の中の脂肪の合成を促すホルモン)の分泌を抑制するため、肥満や糖尿病の予防にも有効です。
お米を取り入れた食生活は、お米自身が、体に必要な栄養成分に必要な栄養素がバランスよく含まれている優れた食品であるという点に加えて、主食のお米に、おかずを組み合わせることで、更にバランスの取れたものになるというメリットがあります。
日本では、お米は、あって当たり前の食品ですので軽視されがちですが、海外では、お米はヘルシーな健康食品との捉えられ方をされる事が多いです。日本人の我々も、改めてお米の魅力、健康食品としてのお米に、着目すべきかもしれません。
玄米の栄養
お米の栄養を最大限に食べるのなら、玄米が最適
玄米の持つ栄養に関しては興味深いエピソードがあります。江戸時代になると「江戸患(わずらい)」という病が江戸で蔓延しましたが、この正体は現在の脚気であったと言われています。
脚気とはビタミンB群の欠乏から起こる症状であり、この時期、江戸の庶民のお米の食べ方が玄米食から白米食に変化した為と言われます。これまで玄米食によりビタミンB群を摂取していた江戸庶民が、白米食にした事により知らぬ間に栄養の欠乏を招いてしまったのです。
玄米と白米の違い
お米は、稲の状態で収穫された後に、「籾(もみ)」の状態となります。その後、ふるいにかけて「もみすり」で籾殻(もみがら)を取り除いた米のことを玄米と言います。その玄米の「ぬか」の部分を削ったのが胚芽米で、更に胚芽も取り除いたのが白米です。
玄米の栄養
玄米の栄養価は、「ぬか層」や「胚芽」が残っているため、白米と比べると栄養面で優れています。玄米には、白米よりもビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2)、鉄、カルシウム、リン、カリウム、ビタミンE、マグネシウム、亜鉛が豊富に含まれています。
さらに有機栽培や無農薬・低農薬で育てられた玄米を選べば、安全で栄養満点な米中心の食生活を送ることができます。
※栄養の比較グラフ
発芽玄米栄養
その玄米を僅かに発芽させたものが発芽玄米です。発芽玄米は、玄米より更に栄養価が高く、最近の健康食ブームで、注目を集めています。
お米のカロリー -おいしいお米通販人気ランキング
お米のカロリーは? お米の種類ごとのカロリー比較図
お米の種類 | 100g(炊飯前) | 1合(150g) | お茶碗1杯 |
白米 | 約356カロリー | 約534カロリー | 約252カロリー |
玄米 | 約350カロリー | 約530カロリー | 約248カロリー |
発芽玄米 | 約350カロリー | 約530カロリー | 約252カロリー |
ご飯(白米・玄米・発芽玄米)は、種類に関わらず、どれもカロリー的には差が無い事が分かります。玄米や発芽玄米は健康に良くてヘルシーなイメージがある為に、低カロリーな気がしてしまいますが、カロリーの観点で見ると、どれも差はないようです。
ただ、ご飯の種類により、詰まっている成分・栄養分の量が全く違い、特にGABA(ギャバ)や食物繊維の含有量、噛み応えの面を考慮すると、玄米・発芽玄米が健康管理やダイエットに向いている事は間違いありません。
全ての白米を玄米等に置き換えるのは、食味の面で抵抗がありますので、最初は3対1等で混ぜて試してみてから、徐々に自分にとって栄養と食味が丁度良いと思われるバランスを見つけてみては如何でしょうか。
また最近では、金芽米の様に、特殊な工程を経てお米の栄養を残すような精米方法もあり、今食べている普通のお米と食感、炊飯方法ともに変化なく食べられるお米も存在しています。
数あるお米の製法の中から、自分の体質、ライフスタイルにあったものを選ぶ事が、長続きするコツ、ひいては健康へと繋がっていきます。
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